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​当事者の声

署名を集める中で500件以上のコメントと体験談を頂きました。ここに一部を紹介します。
 


 < 「MY VOICE MY VOTE わたし達の1票が わたし達の声になる」#SurvivorsVoiceProject について> これまで、「わたし達の声をどうやったら国に届けられるか教えてください」というお問合せが多数ありました。

DV被害者として、なかなか表立って声を上げられない、毎日ひとりで子育て・家事・仕事を背負って活動もできない・・・そういう方もたくさんいらっしゃると思います。


そんな方にこそ、是非「選挙で1票を投じる」という方法で、自分の声を国に届けて頂きたいと思います。


わたし達に共感し応援してくださる議員さんも増えてきていますが、国会は多数決ですべてが決まる場所です。

この参議院選挙後の国会では、DV防止法改正についてや共同親権法制化の是非が議論される予定です。今回の選挙のあと3年間は国政選挙はありません。つまり、わたし達の代弁者を今回の選挙で選び、一人でも多くの賛同者を国会に送り出す必要があります。


このプロジェクトには、皆様のご協力が必要です。

ぜひ皆様のご参加をよろしくお願いいたします。


①(余裕のある方は)候補者さんの街頭演説を見に行って話しかけてみる・事務所に電話をかける・メールを送るetc.

②下記のアンケートを参考に投票に行く(投票日は7月10日です)

③「投票したよ」とSNSで発信する


<アンケートについて>


2022年6月22日公示、7月10日投開票予定の参議院選挙に向けて、

当会では主要8政党(自由民主党・公明党・立憲民主党・日本維新の会・日本共産党・国民民主党・れいわ新選組・社会民主党)に【DV防止法改正と子どもの保護】についてのアンケート調査をメール・郵送・FAXで送付しました。(締め切り:6月20日)


※公明党さんへは、こちらの手違いで6月17日にFAXにて送付し、7月10日投票日までのご回答をお願いしています。


質問作成にご協力くださった当事者・支援者の皆様、本当にありがとうございました。


当会が送付した質問と資料は以下の通りです。

回答は、6月22日頃に発表いたします。


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■DV防止法改正について


現状のDV防止法における保護命令の対象となるのは、「身体に対する暴力又は生命等に対する脅迫を受けた被害者が、配偶者から身体に対する暴力を受けることによりその生命又は身体に重大な危害を受けるおそれが大きいとき」とされており、精神的暴力は対象となっていません。

しかし、精神的暴力(面前DVを含む)は、離婚後及び別居後も、子どもの心身だけでなく脳にまでダメージを与え、子どもの健康や生活に長期的な悪影響を及ぼすとことが明らかになっています。(参考URL①)


Q1-1. DV防止法における保護命令の対象者を「精神的・経済的・性的DV」の被害者に拡大することに賛成(反対)ですか?


Q1-2. 非身体的DVの被害者の子どもも、面前DVの被害者(虐待被害者)として明確に位置づけ、保護命令の対象とすることに賛成(反対)ですか?


■家族間暴力家庭の離婚後の子どもの保護について


親から子どもへの虐待・面前DV・マルトリートメント(子どもの健全な成長を妨げる不適切な養育)などが社会問題となっています。 しかし、家庭内の暴力の立証が困難であること・親子の再統合が優先され、子どもへの不適切な関わりや暴力が軽視されがちであることなどから、裁判所から暴力を振るう親と子どもとの強制的・定期的・直接的な面会交流を求められる問題が起きています。

近年、諸外国では、DV被害を重視し、共同親権法制を見直す動きが続いています。例えば、同様英国では、司法省の大規模調査に基づき2020年6月に公表された「離別後の子の養育に関する裁判の評価報告書」において、離婚後も父母が子との関わりを継続することが子の健全な成育につながるという推定規定の見直しを勧告しています。米国や豪国でも、同居親と子どもの安全を最優先とする法制度に転換しています。(参考URL②)

Q2.日本の家庭裁判所が、虐待・DVを訴える家庭の子どもの面会交流について決定する際、今よりも慎重に家族間暴力のリスクを評価したうえで、同居親と子どもの安全を最優先とする規定を設けることに賛成(反対)ですか?


■離婚後の子の養育(共同養育および共同監護・共同親権)について

現在、法制審議会で離婚後の共同親権・共同養育の導入が審議されています。しかし、事実婚家庭からも分かるように、親権者と非親権者の共同養育は現行法でも可能です。海外では離婚及び別居後の共同養育が推進されることにより、かえって家族間暴力の被害者親子の安全が脅かされる事が社会問題となっています。 


Q3.2021年3月に上川陽子法務大臣(当時)の諮問に基づき、法制審議会家族法制部会において、離婚後の子の養育に関する検討が進められております。この事に関して、貴党のお考えをご自由にお聞かせください。


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DV防止法改正と子どもの保護に関する政党アンケート 資料


■当会の活動について

・ 2020年3月20日 西日本新聞

「共同親権に慎重な議論を」 10708筆の署名を法務省に提出

 「元夫の支配続く」消えない恐怖心…共同親権の法制化を危ぶむ声も


・2020年2月28日 産経新聞 

離婚後の共同親権法制化「慎重な議論を」 法相に署名1万人  

https://www.sankei.com/article/20200228-ZB57Z44LHZNEPGENNHD6TPW7VI/


・2021年5月28日 西日本新聞 

会いたい?会いたくない?「面会交流」子どもの真意くみ取るために

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/745927/


■参考URL①

・体罰や言葉での虐待が 脳の発達に与える影響 福井大学子どものこころの発達研究センター 教授 友田明美(ともだ あけみ) 公益社団法人日本心理学会


(一部引用)

>両親のDV 目撃による脳への影響

DVには殴る・蹴るなどの身体的暴力だけでなく,罵倒するなど言葉の暴力もあるが,こうした「言葉によるDV」を目撃してきた人のほうが,身体的DVを目撃した人より,脳のダメージが大きかった。具体的には,視覚野の一部で夢や単語の認知に関係する舌状回の容積が,身体的DVは3.2パーセントの減少に対して,言葉によるDVでは19.8パーセントの減少と6倍にもなっていた。さらに複数のタイプの虐待を受けた場合,脳へのダメージはより複雑になり,深刻化する。・・・別の調査でも,身体的虐待・精神的虐待とトラウマ反応との関連を調べるとDV目撃の深刻な影響が明らかになっている・・・解離症状をはじめとするトラウマ反応が最も重篤なのが,「DV目撃と暴言による虐待」の組み合わせだった。つまり,身体的虐待やネグレクトを受けた人よりも,親のDVを目撃し,かつ自分も言葉でののしられた人のほうが,トラウマ症状が重篤であった。


■参考URL②

・2021年6月30日 東京新聞

離婚後の「共同親権」導入していいの? DV被害が続く懸念 法改正した欧米でも見直しの動き


以上











離婚後の面会交流に子どもアドボカシーを導入するべき DVの元夫に「会いたくない」子の声が届かない現状

小林由比

(2022年2月17日付 東京新聞朝刊)


離婚後の面会交流に子どもアドボカシーを導入するべき DVの元夫に「会いたくない」子の声が届かない現状

小林由比(2022年2月17日付 東京新聞朝刊)

 子どもの声を聴き、その意見を代弁する「子どもアドボカシー」の取り組みが広がりつつある。「子どもアドボケイト(代弁者)」と呼ばれる人たちが児童養護施設などを訪問し、子どもの話を聴く活動はすでに始まっている。こうした取り組みを、離婚後の親子の面会交流のプロセスにも取り入れるよう求める声が出ている。


長男は「会いたくない」のに裁判所は…

 「長男は『会いたくない』と言っていると、必死に伝えたのに聞き入れられなかった」。関西地方で暮らす女性(37)は、ドメスティックバイオレンス(DV)を理由に離婚した元夫と、当時小学校低学年だった長男との面会交流を裁判所が判断するに当たり、長男の意思が無視されたと感じている。

 元夫は結婚直後から「態度が気に入らない」と女性を一晩中正座させて怒鳴ったり、暴力を振るったりしたという。厳しく監視され「下着1枚も許可なしに買えなかった」と女性。元夫は長男にも「言うことを聞かない」と手を上げた。

「面前DVの影響でPTSD」と訴えても

 長男が5歳の頃に離婚。母子で暮らし始めると、すぐ長男に異変が見られた。わずかな時間でも女性と離れるのを嫌がってトイレまでついてきたり、目が覚めた時に女性が隣にいないと「どこに行ったの」と泣き叫んだり。女性は「息子のことを受け止めるのに必死だった」と話す。

 元夫が面会交流を求める調停を起こしたのはそんな中だった。小児精神科医や臨床心理士からは、長男の異変は暴力を目撃した「面前DV」などの影響による心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状だとして、面会交流を控えるよう求める意見書が家庭裁判所に出された。女性も家裁調査官の調査前に長男から「会いたくないと言って」と頼まれたという。だが、調査官や調停委員からは「面会交流はしたほうがいい」と説かれ、結局、2カ月に1度の実施が決まった。

「子どものために」という”決めつけ” 

 面会が始まってからも、長男はその場で「会いたくない」と言ったり逃げ出したりしたが、交流は続けられた。コロナ禍で現在は中断しているが、女性は「本人や同居の親の意見が聞き入れられないまま、いつまで続くのか」と不安がる。

 DV被害者の治療に携わる兵庫県明石市の精神科医山田嘉則さん(62)は「面会交流は子どものためになると決めつけ、当事者の子どもの意見が聴かれていない」と指摘。「裁判所に子どもの声を届ける必要がある。小さな声に耳を傾け、その声を大きくするためのアドボカシーを導入するべきだ」と訴える。

100%子どもの立場で話を聞く、独立した存在が必要です


子どもアドボカシー研究会 副代表・栄留里美さんの話

 子どもアドボケイトは、他の児童福祉の専門職からも独立し、100パーセント子どもの立場で話を聴き、その「声」を考慮するよう専門職らに働きかける。私たちの研究会はアドボカシーの理解を広める活動に取り組み、アドボケイトの養成講座も開いている。

 児童養護施設などでアドボカシーを利用した子どもたちへのインタビューでは、ほぼ全員が「話を聞いてもらえてうれしかった」と答えた。「気持ちを聞かせて」と言われた経験が少なく、「言ったら怒られるかな」と周囲の反応をうかがい、本心を明かせない子どもも多い。自分の意見や気持ちを安心して表現するには、秘密を守り、あなたが伝えたいことだけを必要な人や機関に伝えるよ、という約束が守られることも重要だ。

 2020年度から大分県などでモデル事業が始まり、養護施設や一時保護の場面などで導入されている。社会的養護を受けたり、両親の離婚を経験したりと、支援が必要な場面は多い。「子どもの権利条約」がうたう意見表明権の大切さを理解したアドボケイトの育成が急務だ。

西日本新聞 

会いたい?会いたくない?「面会交流」子どもの真意くみ取るために

2021/5/28 17:30 (2021/10/21 15:17 更新) [有料会員限定記事]


会いたい?会いたくない?「面会交流」子どもの真意くみ取るために

2021/5/28 17:30 (2021/10/21 15:17 更新) [有料会員限定記事]



 別居や離婚により離れ離れに暮らす親と子が限られた時間を共に過ごす「面会交流」。会いたい親と会えず寂しい思いを募らせる子どもの心を守るのが本来の目的だ。だが全ての子どもが面会を求めているとは限らない。無理に会わされてかえって子どもが心に傷を負う事例もあるとして面会のあり方を問う声が上がっている。  「あの人怖い。もう遊ばない」。みちさん(仮名、40代)の長女(4)は1年半ぶりに父親と会った後、思い詰めた表情で言った。  みちさんはすでに再婚し、長女は新しい父になついていた。だが面会した父親は「僕がお父さんだよ」と繰り返し、抱いたりなでたり。長女は直後から精神的に不安定になった。  面会は父親が家庭裁判所に申し立て、審判で取り決められた。みちさんは「もう少し成長してから」と主張したが、裁判官は「会いたいと思わせるのが務めだ」と諭したという。...


https://www.nishinippon.co.jp/item/n/745927/

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